今の住まいは2LDK。大きな窓のある部屋はレースカーテンと遮光カーテンにして日中は光を取り込んでいます。一方、1部屋は物置兼私の仕事部屋。
出窓があり、北向きですりガラスでもあることから、遮光カーテン1枚で過ごしていました。しかし、暑くなり窓を開けることも多く、窓の外の人の動きが気になります。
そこで、やっぱりレースカーテンを付けようと安いカーテンを買って来たら、なんと25cmも長い・・・。さすがに、ずるずるしているのでミシンで縫うことにしました。
適当な縫い方ですが、作り方をまとめておきたいと思います。ミシンがなくても大丈夫な方法もありますよ。
カーテンの裾上げ 手順は?
カーテンの長さを決める。
カーテンの長さは難しいところですね。
床より長くしておけば保温効果が高まります。
夏は遮光しつつ、エアコンで冷えた空気が温められるのを防ぎますし、冬は外気が入るのを防ぎ暖かい空気が逃げるのも防ぎます。
しかし・・・ずるずると床についているカーテンは埃をためやすく、衛生的にも見た目的にもいかがなものかと考えてしまいますね。
そんなときは、アジャスタータイプのカーテンフックを使っておけば、多少の長さ調整ができますから、カーテンレールから床までぴったりの長さでカーテンを縫い、長くしたいときはアジャスターを下げて床よりもカーテンが長くするという方法もあります。
最近のカーテンはアジャスタータイプのフックがついているものが多いですが、別売りでも、安価で購入できます。
裾部分から10㎝+三つ折り部分8cmのところに印をつけてカット
それでは、レースカーテンを縫っていきましょう。
まずは完成時の長さを決めます。
写真では目印としてペンを置きました。出来上がりが、このラインになりますから、チャコペンのラインから
10cm + 三つ折り分 8cm
のラインで、ざくざくと切ります。
別のことばで説明するならば、できあがりの長さから、更に18cm余分な部分をつくります。
端から三つ折りして、アイロンをかける
ざくざく切った端から三つ折りをしていきます。
綺麗にするコツは、面倒くさがらずに、アイロンをかけることです。

by kyoumochottoiihi
裾の長さのところで折って、アイロンをかける
裾の長さ、つまり先程ペンを置いていた長さのライン折り返し、こちらも丁寧にアイロンをかけます。

by kyoumochottoiihi
マチ針を多めにうつ
アイロンをかけおわったら、マチ針を打ちます。

by kyoumochottoiihi
マチ針がないときは、ざっくりで良いので波縫いで止めると良いですよ。
レースはミシンで縫っている間に、生地がどんどんずれやすいです。
さらに、一度失敗してしまうと、ほどくのも一苦労。仮止めはした方が絶対に良いです。
ミシンでざくざく縫う
ここまで終われば、あとはミシンで真っ直ぐ縫うだけです。

by kyoumochottoiihi
ざくざく縫えばいいので、あっという間に終わりますし、結構気持ちいいですよ~。
うちで使っているミシンは真っ直ぐ縫いと、ジグザグ縫いしかありません。
数千円ですが、カーテンや簡単な布小物くらいを作るためには十分です。
保育園や幼稚園などの薄手の布でつくるような簡単な小物(きんちゃく、手提げバッグなど)も間に合うのではないかなぁ・・・。
ざくざくざくざく縫っていきましょう。縫い始めと縫い終わりは、返し縫いをしておきましょうね。
できあがり!

by kyoumochottoiihi
めっちゃ自己流ですが、レースということもあって遠目では気になりません。
レースって、多少ミシン縫いが曲がったって、多少ミシンの上下の糸調子が合ってなくたって、目立たないんです。
より丁寧にしたいなら、左右の端を縦にミシンでギザギザ縫いするとキレイだと思います。
三つ折り部分を横に直線で縫うだけだと、要は輪になっているので棒が通っちゃいますよ。
繰り返しになりますが、ポイントは次の2つです。
・マチ針を使ってレース生地がずれないようにすること
この2つを面倒くさがらなければ、それなりに仕上がると思います。
何と言っても、直線縫いだけですから!
アイロンの使用は、カーテンの耐久温度を確認してからかけてくださいね。特に安い生地は、化学繊維を使ってて高温で溶ける!などということが起こらないとは限りません。
ミシンがなくても大丈夫!かんたんな方法は?
ミシンを買っても使う予定がない、うまく使いこなす自信がない、という方も大丈夫。ミシンがなくても何とかなります。
もちろん手縫いでもOK
ミシンもないし、手縫いじゃダメなの?という方。もちろん大丈夫です。丈夫にきれいにという方はできるだけ細かく縫う必要はありますが、とにかく形だけでも、という方は、一番簡単な「なみ縫い」でも良いと思います。
なみ縫いは、表から刺して、裏からまた表に向かって刺してを繰り返して、「- – – – – -」のような糸が残る縫い方ですね。
特にレースカーテンや柄のあるカーテンでは縫い目はほとんど目立ちません。
無地のカーテンでは、波縫いではなく「すくい縫い」が目立たなくて良いでしょう。ただ、すくい縫いをキレイにするには、すこし技術がいるかもしれません。
そこで、次に挙げるような縫う以外の方法も検討してみてはどうでしょうか。
コンビニでも買える「裁ほう上手」
ズボンのすそ上げに使ってみたけど、仕上がりも思ったよりも美しくなり、便利だなぁと思いました。
最近はコンビニでも売っています。
カーテンだと、もしかしたら1本では足りないかもしれません。
カーテン以外のもので試してみて、使えそうだったら、カーテンに思い切り使ってみるとよいのではないでしょうか。
ただし、レースの場合は、下に流れてしまうことがありますから、クリアファイルを広げてひいておくなど、床やテーブルが汚れない工夫をしておくと良いのでは?と思います。
スティックタイプは未使用ですが、スティックのりのように使えるのであれば、便利そうだなあと思っています。
両面テープでもOK
わざわざ何かを買うのもなぁという方は、両面テープはいかがでしょうか?両面テープって、何かの折に買っても、なかなか使う機会がなく眠っていませんか?(我が家だけでしょうか?)
ただし、「とにかくすっきりさせたい」という方にはおすすめですが、洗濯した際に何かが起こる可能性はあります。
両面テープは、こまめに洗濯もしたいけれど、長期間使いたいなぁというお気に入りのカーテンにはおすすめしません。
さいごに
オーダーカーテンはステキですが、なかなか高額。特に「また引っ越すかも…」という独身の方や、転勤の多い方などは、カーテンを何度も購入するのは、お財布にも厳しいですよね。
安いカーテンでも自分で十分調整ができますよ。おためしくださーい。