
by kyoumovhottoiihi
気象庁が「災害」とまで表現した暑さ…
ちょっと温度計をベランダに置いてみたら、あっというまに写真のように38度になりました。湿度は思ったより低かったです。
こんな気温が連日であれば、そりゃあ体調も悪くなりますが、特に怖いのは熱中症に代表される体調不良でしょう。
予防や軽度の場合の初期対応には経口補水液がすすめられます。経口補水液は、身体にとって必要な水分、ミネラルがバランスよく含まれています。健康なときは、あまり美味しくないのですが、風邪で高熱を出したとき、下痢や嘔吐を繰り返したときには「なんて美味しい水!」となる不思議な飲み物です。
ただ、市販の経口補水液は少々お高めです。健康なときには美味しくないし、いつも用意しておくのは大変というのが正直なところかもしれません。
しかし、最低限の経口補水液は簡単につくれてしまうのです。
経口補水液は家にあるものでつくることができる!
日本救急学会が発表している熱中症ガイドライン(2015)には、簡単な経口補水液のレシピ?が記載されています。
0.1 から0.2%程度の食塩水、つまり 1L の水に 1 から 2g の食塩と砂糖大さじ 2 – 4 杯(20 – 40g)の糖分を加えたものが効率よく水分を吸収でき有効な予防になる。
熱中症ガイドライン(2015)日本救急学会
文章だとわかりにくいので、箇条書きにしてみました。
・ 塩 1〜2g
・ 砂糖20〜40g(大さじ2〜4)
ん?これだけ?
というほどシンプルな組成です。塩も砂糖も手に入りやすいですよね。
つくってみました

by kyoumochottoiihi
試しに半量でつくってみましたが、予想どおり簡単です。砂糖はコーヒー用のグラニュー糖を使ったので、すぐに溶けてくれました。
そして味は…
うん、美味しくないです(笑)
もしかしたら、レモンを絞ったり、しっかり冷やしたりすると、もう少し飲みやすいのかもしれないですね。
今回は、エアコンのきいた中で過ごしていて、適度に水分をとったり、食べ物を食べたりしている状態でつくりました。もしかしたら、体調が悪いときに飲んだら、めちゃくちゃ美味しい!と感じる可能性もあります。ちょっと、体調を悪くしてまでの実験はできませんでした…。
市販も準備しておくと安心
つくれるとはいえ、市販品の良さは「すぐ飲める」ということです。大量には難しくても、家族の急な体調変化には対応できる程度に、準備しておいても良いかも知れませんね。
大塚製薬のOS-1が有名ですし、ゼリータイプは飲み込みが難しい嚥下障害のある人でも、スプーンなどで飲みやすいですよ。
また、実はOS-1以外にも、他のメーカーやドラッグストアのオリジナル品が売られています。ペットボトルタイプだけではなく、水に溶かして使うタブレットやパウダータイプもあります。
手に入れやすいものを選んでみてはどうでしょうか。
さいごに
命の危機を感じる暑さが続いています。しかし、今年だけのことではなく、これからも同じような気候が続いていくともいわれます。
自宅でつくる経口補水液は、一度だいたいの分量をしれば、しっかり計らなくても良いのではないかと感じました。
ためしに一度つくってみておくと安心かなと思います。
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