40代だって人生の終わりを考える エンディングノートのススメ

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ending note

naturalpastels / Pixabay

「空が近くなってきたよ」と、まもなく70歳になろうとしている母が言っていたのだけど、40代に入った私も、最近よく考えるように。

 

子どもがいない我が家。

女性の平均寿命が長いったって、それが我が家に当てはまるとは限りません。もし、私が先に旅立ったら、オットが戸惑わないようにエンディングノートを用意しました。

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死ななくても意思疎通できなくなることがある

エンディングノートは死んだ後だけに使うものではありません。

命はあっても、脳の障害など重度の障害をおってしまえば、特に発症してすぐは意思疎通すら難しくなることもあります。徐々に回復すれば良いですが、そのまま後遺症が残ってしまう人もいます。医療保険や生命保険など、入院中に手続きが必要なものもあるでしょう。こういった情報を記しておくことも大切です。

 

私が元々医療職であったことから経験的に感じていることでもありますが、40歳を過ぎたら、いつ何が起こってもおかしくはなく、年々リスクは高まると考えた方が良いと感じます。

とはいえ、私が家の中のことを伝えても、オットはあまり気にしていないので「はいはい」という感じで流されます。

もはや、言うのも面倒になってきます。

そこで、エンディングノートを1冊つくっておくと、自分もクドクド言わなくて済むし、家族もなんとなく頼りにするものができるから楽かと思ったのです。

40代は「とりあえず」で現況を整理する

エンディングノートというと、どうしても「お墓はどうするか」「遺産はどうするか」「葬式はどうするか」といった死んだあとのイメージが強くなりますが、40代の今必要としているのは、とりあえず自分を整理するためのもの。

死んだあとにはこだわらず、あした病気になったら?、事故にあったら?ということに重点を置いて書いていきます。

明日死ぬかもしれないとは言いつつも、お墓のことや、たいして遺らない遺産、生命維持装置をどうするかといった点は、本当は考えたほうがいいのでしょうが正直なところ今はざっくりとしか考えられないので、のちのち追加していければいいかと思っています。

あくまでも私の例になりますが、最低限整理しておきたい、あるいは、現段階で整理できることは次のことかなと思いました。

医療保険・生命保険のこと

命に別状はなくても、私に何かあったときに必要になるものです。家族は、私が生命保険に入っていることは知っていますが、代理店がどこかは知りません。結婚前に加入した保険で、見直ししながらも解約せずに続けている保険です。

そのような保険はありませんか?保険に入っていても、申請手続きができなければ意味がありません。

書類を探してもらえばいいのですが、その書類がどこにあるかを見つけるのも一苦労です。エンディングノートを開けば、どこに何があるかを確認できるようにしておくと便利です。

年会費の発生するもの

クレジットカードの年会費など銀行口座からの引き落としにしてしまっていると、退会の手続きをとるまで、ずっとお金が引き落とされるものがあります。

私以外は把握していないので、解約の手続きを書いておかなければなりません。

友人関係のこと

個人のスマホやパソコンを使って、ネット上でやりとりが完結し、手紙が届くわけでもない現代です。皆それぞれの仕事があり、家庭があり、住んでいる地域も国もさまざま。顔を合わせているわけでもない、自分とは特に親しくもない、私の友だちをオットは知らないのです。

また、たとえ親しい人であっても、病に苦しむ最期の姿を見せたくないということもあります。私のおばさんがそうでした。

死ぬ前に会いたい人なのか、死んだあとに連絡すればいいのか、も書いておくと安心です。

でも、これは、人によっては「今考えなくてもいいこと」に入るのではないでしょうか。

自分が必要なこと、を書いておけば良いのです。

ネット上のサービスのこと

オットは私がネット上でどんなサービスを利用しているかを知りません。SNSやブログなど、私は複数のアカウントを持っています。

放置してもらって良いものもありますが、削除してしまいたいものもあります。また、「死にました」と報告してくれれば、ある程度、友人関係への報告になるアカウントもあります。

いずれにしても、中には金銭が絡んでいるものもあるかもしれませんから、書き出しておくだけでも良いでしょう。

付き合いのほとんどない親族のこと

親族との関係も薄れてきている現代、例にもれず私は実家のほうの親族との関係は希薄です。でも、全くないわけではありません。

 

私も、ちょっと考えないとわからないような親族もいますから、出身地が全く違い、結婚してからも会ったことがない人ばかりのオットにとっては、誰がどういう関係なのかは、知る由もありません。年に数回帰省するだけという家庭も多い現代、パートナーの親族についてよくわからない、という人もいるのではないでしょうか?

 

うちの場合は、正直、あと10年もしたら世代が入れ替わるので、私の方の血縁は限りなくいなくなると思うし、特に連絡してほしいとは思わないけれど、多少の関係図は残しておくと良いかなと思っています。

必要なくなったら消せばいい。気楽に書いておけば良いのです。

どんなエンディングノートを使う?

市販のエンディングノートを買う

本屋や文房具屋に行って

くま

エンディングノートの売り場はどこでしょう?

と聞けば売り場まで案内してくれます。今は、ちょっとしたコーナーができるくらいに、揃っていると思います。

がっつり遺影を挟んだり、お墓や葬儀の内容まで指定したり、なんかしんみりするようなデザインのものもありますが、若い人向けのものもありますよ。

どれも、必要事項を穴埋めするテンプレートがあるので記入しやすいと思います。

そもそも、全部に記入しなくてもいいのですから埋められるところを埋めておくだけでも良いのです。

ちなみに私が買ったのはコクヨのエンディングノートです。中の漫画や豆知識コラムが役に立ちます。

エンディングノート売り場に行くと、気が滅入るという人には人気のジブン手帳 の別冊子である「LIFE」もおススメです。

人生の節目のこと、記念日や大事な人の誕生日、社会で起きた大きな出来事…そして、死ぬまでにやりたいウィッシュリスト…日記とまではいかないけれど、その年に起きた事柄は書いておけますし、自分のモットーや人生設計のページもあります。ちゃんと埋めたら、十分エンディングノートになります。

ジブン手帳は使わなくなってしまいましたが、LIFEだけは保存しています。

 

自分でつくる オリジナルエンディングノート

別に、自分でつくっても良いのです。お気に入りのノートを使ってもいいし、手書きにする必要もありません。気に入らなかったら作り直せばいいですし、こだわりの1冊をつくっても良いでしょう。

ネット上で共有ファイルでつくっておいたって良いのです。ネットのほうが気軽に見直して修正できるという人もいますよね。

更新することが大事

最初から全て記入しようと思う必要はありません。ふと思いついたときに、修正をしたり書き加えたりすれば良いのです。

いざ、大きな病気をしたときに、気持ちが大きく変化することだってあると思います。人間関係が変わることだってあります。

考えたくないことは、先送りしてもいいし、心変わりしたって良いのです。とにかく気楽に始めて、メモしておくってことが大事かなあと。

さいごに

私の人生も、もしかしたら、あと5年で終わるかもしれない。親を送ってもいないのに、何をそんな…と言われることもあるけれど、人の命の終わりは、誰にもわからないもの。

 

最近、自分が小さなころから知っている芸能人の訃報を聞くことが多くなりました。

 

中には50代や60代と、まだまだ働き盛りなのでは?と思っていた人たちも。旅立たれた理由は様々だけれど、慢性的な病が悪化してという人もいれば、急に昨日まで元気だったのにという人もいます。

 

あと20年したら還暦は過ぎているんだな、と頭に浮かんだら、急に人生の終わりが近くなっているような気がしました。大学に行っていた頃のことを、つい昨日のように思い出せるくらいに20年は早い。

そう思ったら怖くもありますが、なおのこと1分1秒という時間は贅沢ななものにも感じられますね。健康で笑いながら、誰かの顔をしかめさせないような日々を、ぼちぼちと送っていきたいものです。